お客様の声01


自律神経失調症、頭痛、パニック障害


 

25歳、女性、東京都
「自律神経失調症…?」聞きなれない単語が耳に入り、わたしは少々戸惑った。
「最近何か大きなストレスがあったんじゃない? とにかくね、脳はちゃあんと正常だからね、ゆっくり休んで。あなたはすごい肩こり持ってるし、マッサージとか行ってみたらどう?」
これが、わたしを悩ませ続けた激しい頭痛に下された診断だった。

思いあたるふしは山ほどある。この三年間、わたしは巨大なストレスにのみ込まれ、気づいた時にはげっそりとやせ細り、人相まで変わっていた。動悸、めまい、不安感がついてまわり、どうしようもない頭痛に襲われ、激しい痛みに時折吐いた。さすがに病気の不安を感じ、脳神経外科でMRI検査を受けたのだが、脳には異常は見られなかったのだ。

医師の言葉に戸惑いながらも、わらにもすがる思いでたどり着いたのだが「やすらぎ創健堂」さんだった。マッサージと整体の区別もつかない素人の私がここを選んだのは、「安かったから。」と申し訳ないほどの単純な理由だ。

おそるおそる門をたたき、第一回目の施術が始まった。身体を触られることに少々の抵抗があったが、細やかなカウンセリングと姿勢のチェックを終える頃には、すっかり慣れていた。あまりに無知な私に、先生は施術をしながら丁寧に身体のしくみを説明して下さった。私の身体は様々なバランスを崩し、頭痛、肩こり、目まい、動悸、顔の歪み、すべてがそこから現れた症状だったようだ。身体はつながり、助け合い、連鎖しているのだと初めて知った。激しい頭痛も、なんら不思議な現象ではなく、身体が必然的に発した悲鳴だったのだ。じっくりと説明を聞きながら、「私はちょっと身体をがんばらせすぎちゃったかな。ずっと放っておいてごめんね。」と胸がつまった。

先生は、慣れた手つきで様々なツボを押さえ、身体を動かし、その都度、辛くないかと確認してくださった。辛いも何も、あまりの気持ちよさに、何度も眠りかけた。私の身体に適したちょうどよい刺激を加えていただき、第一回目は終了した。その日は、運動をした後のような心地よいだるさと眠気で、私は久々に深い眠りに落ちた。

定期的に二回、三回と通ううちに、身体は驚くほど良くなった。あれほど悩んだ頭痛がピタリと消え、動悸やめまいもすっかりなくなった。そして、何より素晴らしいのが、朝起きた時に、何か行動して外に出かけたくなることだ。この三年、まるで忘れかけていた感情である。身体が軽く、一日のやる気がむくむく湧いてくる。生きようとする自分の身体を愛おしく感じる。

これほどの変化を与えてくれた先生に、本当に感謝している。出会いのきっかけとなった脳神経外科にもお礼をしたいくらいだ。これからも少しがんばり過ぎた時は、すぐに先生にお願いして、身体のバランスを整えてもらいたいと思っている。医学の限界はこうして人の手によって救われるのだ。